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「冷たい」の語源とは?その由来を追う [健康]

「冷たい」と普段何気なく使っていますが、
その語源て知っていますか?

由来を見て見ると結構な歴史の
ある語句だということがわかりますよ。

thumb5.jpg
http://ganref.jp/m/takashi88/
portfolios/photo_deta...より引用



◆「冷たい」とは

冷たいの語源は「爪がいたい」にある
とされ、そこから転じて
「爪痛し」→「つめたし」となりました。


体の一部が冷えたものに触れることを「冷たい」、
体全体が冷えを感じることを「寒い」と
形容することは、平安時代にはもうみられます。

ただ、平安時代でも「冷たい」の記述は少なく、
「寒い」が多用されていることから、
「寒い」の方が語句として先輩にあたるようですね。





◆態度に対する「冷たい」

「冷たい」という言葉を人の
態度を指して使うこともあります。


これの語源は「つべたまし」といい、
やはり平安時代にはもう使われていました。

冷酷な性格の人の心の形容として
当時の書物にすでに見られ、そこから
「冷たい」へと変容したと思われます。


物の冷たいと心の冷たさが同じ言葉で
表現されるのは、今では自然なことですが
やはり面白いですね。

温度と心のやさしさのイメージが
どこかつながっていると、
当時から連想されていたということですね。

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◆番外・「星」の語源

指先が冷たい時期になると星空が
きれいになっていきます。

冬の方が空気が澄んでいるために
見える夜空も違ってくるそうです。

そんな瞬く星々ですが、
こちらにも由来があります。


星とは「細火」「火気」「火白」
「日白」「火石」などなど、
様々な由来があります。

中でも「火石」は有力候補。
「火」を「ほ」と読み、
「ほいし」となります。


どの語句にも見られるのは
「火」という表現です。
「星」とは「火」であり、
夜に宙で燃え盛る火球であると、
当時の人はもうわかっていたのですね。


その発想の根拠はやはり太陽であり、
「お日様」です。

太陽は星の王であり、
太陽が燃えているのだから
他の星も燃えているはずだと
なったのかもしれません。


言葉としても太陽には「火」ではなく
「日」の字があてられています。
「日」の文字は太陽そのものを指す言葉です。
他の星との別格扱いがよくわかります。



言葉にはそれぞれ語源、
元となった言葉がある場合がほとんどです。
調べてみれば面白いし、歴史を
覗くことにもなって楽しいですね。^^


タグ:由来 語源
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