SSブログ

十月桜の英語読みは?秋に咲く理由についても [日記]

秋に咲く桜で十月桜
というものがあります。

読んで字のごとく、
十月ごろに開花する桜です。


jugatu_1.jpg
https://www.weblio.jp/content/より引用


十月桜は学名を
「プラナス・サブヒルテラ・オータムナリス」
といい、直訳すると
短い毛(サブヒルテラ)のある
秋に咲く(オータムナリス)(プラナス)」
となります。

英語での読みは今のところないようです。

これは十月桜が日本で
交配によって生まれたもの
であるため、日本名の
「juugatuzakura」がそのまま
英語(というかローマ字)で
あてられるのだと思います。

<スポンサーリンク>








◆十月桜とは?

十月桜は年に2回
開花時期のある桜の一種。

4月の上旬に咲いた後、
10月ごろにまた咲きます。

やはり基本は桜なので
春の開花時の方が花は大きく、
また春には新芽も見られます。





十月桜は「エドヒガン」と
「マメザクラ」の交雑種である
「コヒガンザクラ」の園芸種で、
江戸時代後期から広く
栽培されてきました。

英語名をつけるとしたら
色々悩みそうですね。


もともと自然界にいた
ソメイヨシノなどとは
ややちがうポジションなので、
その性質なども違ってくるのです。





花は十数枚あり、
花弁の緑色が薄い紅色に変わり、
木の高さは5メートルほどになります。

秋口に咲く性質を利用して
紅葉樹と一緒に植えることで
景観を整えるのに活用される
こともあります。





◆秋に咲く桜は異常なのか?

年に2回咲く、
寒い時期に咲くなどを聞くと、
桜としては異端であるように
思えますが、実はそうとも
いえません。



桜はもともと秋に花を咲かせていて
それが進化の過程で休眠をおぼえ、
開花時期が春、つまり冬が終わった時期
までずれたというのです。





桜の原産地として有力なのが
ネパールで、今でもネパールには
秋に咲く野生種の桜が存在しています。



太古、ネパール地方から大陸を渡り
日本へと飛来していく中で桜は、
環境変化に合わせて寒い時期に
眠りにつくという習性に
変わっていったと考えられています。


これは日本の気候がネパールの
一年を通して穏やかな気候に比べると
寒暖差のはっきりした厳しい気候
であったためだと言われています。



今でも日本でソメイヨシノが
秋に咲く光景がありますが、
気候の乱れだけでなく、
先祖返りである可能性もあるのです。



十月桜が年に二回咲く性質になったのも、
交配していく中で、秋に咲いていたころの
DNA情報が表れたためなのかもしれません。





「桜」と「春」は
切っても切れないものとなっていますが、
もともと春には咲いていなかったという話は
興味深いですよね。

また、その進化のおかげで、
「春先に満開の桜が見れる」
ということを考えると、
桜の進化の努力には頭が下がる思いです。


タグ:十月桜 英語
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。




Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。